「あんしんドア」の開発と特徴
「あんしんドア」はこうして生まれました
災害時に建物に大きなゆがみが生じてドアが開かなくなり、逃げ遅れて死亡や怪我などの人体への被害を最小限に抑えたい。
また、災害時だけでなく地盤沈下や建物の構造上の問題による経年変化での開閉障害をなくしたいとの居住者からのご意見に対応すべく、東京建具協同組合では組合を挙げて室内の安全設計について取り組みました。
何度も議論や試行錯誤を繰り返し、建物やドア枠が変形しても開閉自在な「あんしんドア」の完成、販売に至りました。
「あんしんドア」の5つの大きな特徴
建物にゆがみが生じてもドアの開閉には影響しない
右の写真のようにドア本体の側面の形状を円弧状にしすることで、 地震等で枠がゆがんでも開閉のスムーズな扉が完成しました。
緊急避難際でも鍵のロック機能は有効
ドアのひずみに影響されない開閉機能と、高性能の施錠部品の組み合わせにより、高機能の玄関扉となり、災害時の緊急避難の際に家を空けても安心です。
気密、遮音性能が高い
「あんしんドア」は従来のドアよりも扉と枠の隙間が小さくなっており、気密、遮断の性能にも優れています。
怪我に対しても配慮しています
「あんしんドア」には鋭角な角がありません。
万が一ぶつかっても、大きな怪我にならないように工夫されています。
耐火性能とジョイントしたタイプもあります
東京建具協同組合はさらに研究を進め、「あんしんドア」の機能と耐火性能を併せ持つ新しいタイプの「防災・安心ドア」製品も完成させました。
このタイプは平成14年月8日、国土交通大臣(建築基準法第68条の26第1項)による「木質系特定防火設備」の認証を得ております。